当時は全く自覚が無かったのですが、数年前までの私は明らかに「セフレ」にされやすい女でした。自分ではちゃんと付き合っていて、相手の男性の「彼女」であると思っていたのですが、相手の男性は私のことを単なる「セフレ」にしか思っていなかった・・・そんなことばかりだったのです。
デートらしいデートなんてしたこともなく、会う場所はいつも私の自宅かラブホテルでした。当然のように会ってすることと言えばセックスだけ・・・ずっとそんな相手ばかりだったのです。
たまには恋人同士らしくデートもしたいと思っていましたが、時間が無いとかお金が無いとか。そんな理由を聞かされても当時は「そんなもんかな?」なんて思いつつ、身体を求められるたびに彼の身体を受け入れていたのです。
しかし付き合う男性が皆同じような態度を私にとり続けていると、いくら私がバカでも「なにかおかしいな。世の中の彼女ってこんなものだっけ?・・・」と不審に思うようになったのです。そして最後に付き合ったネットワークビジネスをやっていた彼氏は「俺の扱っているこの商品を買ってくれないの?なら別れるわ」と言ってきたのです。
私にとってはこの言葉が決めてになりました。自分は大切にされるつもりで彼女になったのに、相手の男性は自分のことを便利なセフレとしてしか見ていなかったのです。そして過去の男性は皆別れたあとも腹立たしくなるようなことを言ってきたことを思い出したのです。
「おまえのことなんか愛していなかった。しょせんは単なるセックスの道具だ」なんて言って去っていった癖に、自分が寂しくなったりすると「いまどうしてるの?元気でやってる?ちょっと飲みにいかない?」なんて自分勝手に平気で連絡してくるのです。どうせ酒でも飲ませてやってしまえみたいなノリなのでしょう。
いつまでもこんな女でいるわけにはいかない!そしてどうすればこのような状況から抜けだして、ちゃんと大切にされるかを考えました。そして得た結論は「自分のことをもっと大切にすること」です。そんな当たり前のことに気付いて、簡単に身体を許さないようになってからは、ちゃんと大切にされる彼女になれています。
こんな簡単なことに気付くまで、ずいぶんと遠回りもしたような気がしますが、気付けたおかげで今は幸せな時間を過ごせていますし、もうセフレ扱いをされない自信もあります。過去歴代の男性に対しては色々と思うこともありますが、良い意味で反面教師になったのだと自分を納得させています。もう私はセフレなんかになりません。